日本の町並みから急激に消えているモノ、それは公衆電話です。
携帯の普及で誰からも気づかれず、その姿を消しています。
かつて高知には、こんな電話ボックスがありました。
いかしてるでしょう。
坂本龍馬生誕地前にあって、龍馬の像がモニュメントされていたのです。
珍・日本紀行のコンテンツにあります、
「晴れ姿! 銅像物語」
この中でも、ふれましたが
「
日本で一番多い銅像が二宮金次郎で、No.2が坂本龍馬です」
この電話ボックスの像は、その龍馬像のひとつといえるものでした。
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今は昔の昭和時代、たしか昭和58、9年あたり撮影したものです。
ちなみに、現在はこうなっています。
電話ボックスのあったところには
「龍馬を産む時、母は天空を往く龍と大地を奔る馬の幻を見たことから龍馬と命名した。龍と馬でよかった。豚と馬なら、トンマになっていた」
という、案内板が設置されています。
(内容はウソですよ。洒落、洒落)
そして、龍馬像に代わるインパクトをと考えられたのでしょう、
龍馬の写真、ピストル、家紋をベンチに配しています。
ベンチに趣向をこらしましたネ。
…おっと、新旧どちらが良いというハナシではありません。
消えゆく公衆電話モニュメント
これも残っているかなぁ、かぐや姫伝説、数ある中のひとつ、広島は竹原にあった『かぐや姫』の電話ボックスです。
このように、日本各地、御当地の特色、歴史的背景をデザインし、景観にマッチした公衆電話ボックスがありました。
それを見る人は微笑んでしまう。
町並みのチャームポイントでした。
皆さんもご旅行先で記念撮影された方がいらっしゃるはずです。
週間遊歩では私めの全作品を載せることはできませんが、私め流、
公衆電話モニュメント ナンバーワンはこれ
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九州は大分、豊後高田市にある真木大堂、その門前にありました。
石像をくり抜いて、電話をはめ込んだんじゃございません。
電話のためにつくられた作品です。
というのも、この周辺は歴史フリーク必見の『国東の磨崖仏群』が点在しています。
その情趣をストレートに仏像としてあらわしたのです。
…如何でしょう?
私め、最高傑作と絶賛する次第でございます。
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……残しておいて欲しいものです。
ご家庭にテレフォンカード残っていませんか?
旅行の時、持って行きましょう。
そして意匠をこらした公衆電話があったら、拝観料のつもりで使って下さい。
えっ、公衆電話の使い方を忘れたですって。
あ〜あ。
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