札幌のホテルでエレベーターに乗ると
「ちょっと待ってや〜」
大阪のオバチャンたちが乗り込んで来るや私めに
「6階やロク、押したって」
私め、8階でした。
…旅して腹立たしいことの極み。
それは中高年女性の小グループに遭遇することです。
ひとり、ひとりは良き母、良き妻なのでしょう。
ところが数人になると修学旅行以上に迷惑さんと化します。
とりわけ大阪のオバチャンには殺意を覚えます。
「写真撮ってくれへん」
その図々しさは
「きれいに撮ってや〜」
無理な注文をつけてきます。
そして、礼も言わず立ち去って行くのです。
そのマナーの悪さは
「土足厳禁」
字が読めないのかと思えば
「混浴」
二文字までは読めるようで
「若い兄ちゃんおらんやんか」
男体鑑賞のご入場まで、あそばされます。
そして撮影妨害です。
カメラを構えている前を平気で横切る無神経さ
ネタ採集の邪魔者でございます。
ですからオバチャンが去るまで撮影待機することばかりです。
下の写真をご覧下さい。
「やっといなくなった」
と思いきや、ひょっこり顔を出されてしまった場面です。
悟りました。
オバチャンは避けられない。
ですから
「妨害」
と思わず
「望外の出来事」
と考え、
「邪魔者」
ではなく、逆に
「撮影対象」
にすればいいのです。
傍若無人なオバチャンたちをネタにしていこう。
スライド・トークショー『珍・日本紀行』のメニューに
「大阪のオバチャン」
まさに望外のネタジャンルを思いつきました。
私め、オバチャンの見方が変わりました。
迷惑さん大歓迎
オバチャンに出会うのが楽しみです。
今まで迷惑をこうむったのも
「このネタをつくれ」
神様の思し召しだったのかもしれません。
災い転じて福となる。
邪魔者、転じてネタになる、の巻でした。
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