日本中に温泉があります。
駅のホームにあったり、川の中州にあったりと、いたるところに温泉はあります。
「京都にもある」
と言ったら信じていただけるでしょうか?
それも市内。誰しも訪れる嵐山に今年の春、『嵐山温泉』が開場しました。
京都と温泉。
どうも、似つかわしくありません。
旅行者も京都に温泉をもとめないでしょう。
ですから、この嵐山温泉ができるまでは、
「京都の温泉に行こうよ」
人を誘い
「ウソだろう。京都に温泉があるわけない」
誰しも思うところ
「ほら、あったろう」
京都・島原にある『島原温泉』に連れて行ったものでした。
京都にホンモノの温泉が登場したので、もうこの洒落ができなくなりました。
このように、使用期限が終わったネタというのが沢山あります。
旅先でネタを仕入れた分、
「使えなくなったネタ」
…増えてまいりました。
私めの珍・日本紀行。そんな裏話のひとつとして今回はご案内しました。
京都はいい銭湯がいっぱいあります
気をとりなおして、珍・日本紀行流に京都の観光ガイドをしましょう。
使えなくなった『京都に温泉がある』のオチは
「京都市内に三つの温泉がある」
でした。
島原温泉の他に『白川温泉』『東山温泉』のふたつです。
はい、どちらも銭湯です。
京都は銭湯が多いですよ〜。
(私感ですが、東京より多く感じます)
それは文化財だらけの京都です。火災予防から『内風呂』が許されなかった名残です。
観光モードだと気づかないかもしれませんね。
町並みのちょっとしたところに銭湯があります。
「町歩きの休憩に銭湯」
いいもんですよ。
そして裸になるというのは不思議なもので
「今日は寒う、おますなぁ〜」
他府県人に貝となって接する京都人が心を開いてくれます。
旅人の私め、いつも思うこと
「観光客は名所旧跡を知りたがるが、その土地の人を知ろうとしない」
銭湯、お薦めです。
もういっちょ、お薦めは『即乾タオル』です。
15分も首にまいていると乾きます。
はい、私めの必須アイテムです。
それにしても、悔しゅうございます。
「京都に温泉?」
またひとつネタが使えなくなった〜!
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