千葉県市原市からのご依頼でした。
市内千種地区のコミュニティーセンター落成式における
「珍・日本紀行in市原」
つとめさせていただきました。
市原は何度も訪れた地で「市原ネタ」はあったのですが
「何かのご縁だろう」
2月2日という私めのバースデーが開催日です。
「市原といっても広い。千種地区のネタでやってみよう」
年明け早々、取材に出掛けました。
ところが千種地区には、どんな資料をみても歴史ネタはない。
文化財、史跡、名所旧跡ゼロメートル地帯なのです。
ただひとつ地図に「白塚」というものがありました。
「
何かの遺跡だろう」
期待して訪ねれば……。
交差点の名前でした。トホホ。
当日の会場周辺は住宅地で何もなし。
「こりゃ駄目だ」
あきらめて帰ろうとした道すがら
生垣の続く町並みに出ました。
地名は「青柳」というところで、家々のお庭にも、立派な「アオモノ」があります。
さらに景観に彩りをそえてくれる水辺がありました。
ご覧のように手つかずの水辺です。
生垣の町並みも全てではなく、ご町内の55パーセントです。
もし、ご町内をアオモノで統一したら
生垣の町 市原千種
立派な観光地となることでしょう。
かくて当日は
「日本の道百選が制定されてから各地に特色ある『通り』ができました。
市原には地域活性のイベントスペース『こじゃれ通り』
そして、更級日記を書いた菅原孝標女の像がたつ『更級通り』がありますね。
市原の、このふたつの通りよりも、名も無き、千種の生垣の通りに感銘をうけました」
と、感動を伝えました。
そして〆は
人は旅に出ると何でも見てやろう、好奇心旺盛に観光します。
ところが地元のことになると無関心。
千種地区、最初の印象は
「
何もない」
ネタがないぞ、どうしよう。
……でも半日歩いたら
「いいところだなぁ」
感銘をうけました。
市原を旅してみませんか?
千種地区を観光モードでお散歩して下さい。
と、ご提案しました。
今回の事前取材は千種地区、限定ネタ捜しのつもりでしたが
「日本列島 町おこし見聞録」
のネタをもらえました。
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