08年02月05日
 

 千葉県市原市からのご依頼でした。
 市内千種地区のコミュニティーセンター落成式における
「珍・日本紀行in市原」
 つとめさせていただきました。

 市原は何度も訪れた地で「市原ネタ」はあったのですが
「何かのご縁だろう」
 2月2日という私めのバースデーが開催日です。
「市原といっても広い。千種地区のネタでやってみよう」
 年明け早々、取材に出掛けました。
 
 ところが千種地区には、どんな資料をみても歴史ネタはない。
 文化財、史跡、名所旧跡ゼロメートル地帯なのです。
 ただひとつ地図に「白塚」というものがありました。
「 何かの遺跡だろう」
 期待して訪ねれば……。

 交差点の名前でした。トホホ。
 当日の会場周辺は住宅地で何もなし。
「こりゃ駄目だ」
 あきらめて帰ろうとした道すがら

 生垣の続く町並みに出ました。
 地名は「青柳」というところで、家々のお庭にも、立派な「アオモノ」があります。

 さらに景観に彩りをそえてくれる水辺がありました。

 ご覧のように手つかずの水辺です。
 生垣の町並みも全てではなく、ご町内の55パーセントです。
 もし、ご町内をアオモノで統一したら
 生垣の町 市原千種
 立派な観光地となることでしょう。
 
 かくて当日は
「日本の道百選が制定されてから各地に特色ある『通り』ができました。
 市原には地域活性のイベントスペース『こじゃれ通り』

 そして、更級日記を書いた菅原孝標女の像がたつ『更級通り』がありますね。

 市原の、このふたつの通りよりも、名も無き、千種の生垣の通りに感銘をうけました」
 と、感動を伝えました。
 
 そして〆は
 人は旅に出ると何でも見てやろう、好奇心旺盛に観光します。
 ところが地元のことになると無関心。
 千種地区、最初の印象は
「 何もない」
 ネタがないぞ、どうしよう。
 ……でも半日歩いたら
「いいところだなぁ」
 感銘をうけました。
 市原を旅してみませんか?
 千種地区を観光モードでお散歩して下さい。

 と、ご提案しました。
 今回の事前取材は千種地区、限定ネタ捜しのつもりでしたが
「日本列島 町おこし見聞録」
 のネタをもらえました。  

 

 
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